国内線のモバイルバッテリー持ち込みルールが厳しくなりました【2026年最新】

国内線のモバイルバッテリー持ち込みルールが厳しくなりました。
2026年4月24日施行の新ルールは、国際線だけでなく国内線・日本発着の全便に適用されます。「国内だから大丈夫」という思い込みは禁物です。

国内線も対象です:2026年4月24日施行の新ルールは、国際線だけでなく国内線・日本発着の全便に適用されます。「国内だから大丈夫」という思い込みは禁物。定期航空協会加盟の全国内航空会社が統一対応しています。

2026年5月更新 | JAL・ANA・Peach・AIRDO 他 各社公式情報をもとに作成

目次

モバイルバッテリー機内持ち込み 国内線での現在のルール(2026年5月時点)

国土交通省の指針に基づき、国内の主要航空会社すべてが統一ルールを採用しています。2025年7月と2026年4月の2段階で改訂された内容をまとめると、以下のとおりです。

預け入れ完全禁止。必ず機内持ち込みに
容量上限160Wh以下のみ持ち込み可
持ち込み個数1人あたり最大2個まで(2026年4月〜)
収納棚への保管禁止(2025年7月〜)。手元・座席ポケットで目視管理
端子保護テープやケースで絶縁処理が必要
本体への充電機内で禁止・罰則あり(2026年4月〜)
スマホ等への給電禁止(罰則の対象外だが遵守が必要)
座席コンセントでの直接充電スマホ・PCへの直接充電は引き続き可

今回の新ルールは、あくまでモバイルバッテリー」のみが対象です。
国土交通省の定義では、モバイルバッテリーとは「リチウムイオン電池を内蔵し、他の電子機器を充電する目的のもの」を指します。
デジタルカメラやビデオカメラの予備バッテリーのように「電子機器から取り外した予備の電池 (リチウムイオン電池) 」は、この個数制限の対象外です。
ただし、予備の電池にも容量による制限があります。

一般的なデジタルカメラのバッテリーは100Wh以下のものがほとんどです。
複数の予備バッテリーを持ち歩く方も、通常は個数制限を気にする必要はありません。

100Wh以下の予備の電池個数制限なし (航空会社によっては独自の上限を設けている場合あり)
100Wh超~160Wh以下の予備の電池持ち込むモバイルバッテリーの組み合わせによって上限が変わります。
①モバイルバッテリーが100Wh以下×2個の場合:2個まで
②モバイルバッテリーが100Wh超~160Wh以下×2個の場合:持込み不可
③モバイルバッテリーが100Wh以下×1個+100Wh超~160Wh以下×1個の場合:1個まで
160Whを超える予備の電池持ち込み禁止
参照:国土交通省「【旅客の皆様へ】モバイルバッテリーの持込みについて」 (別紙1)

モバイルバッテリー機内持ち込み 主要国内航空会社の対応状況

定期航空協会加盟の国内全航空会社が統一対応を発表しており、基本ルールに会社間の差はありません。各社の発表内容を確認すると、以下のとおりです。

JAL(日本航空)

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • 収納棚への保管禁止
  • 2027年1月以降は100Whへ制限される可能性(IATA方針)

ANA(全日本空輸)

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • 収納棚への保管禁止
  • 端子保護(テープ・袋)が必要

Peach Aviation

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • バッテリーへの充電禁止
  • バッテリーからの給電禁止
  • LCCのため手荷物重量規定が厳しめ(7kg)

ジェットスター・ジャパン

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • 収納棚への保管禁止
  • 手荷物重量規定7kg。超過は追加料金発生

スカイマーク

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • 収納棚への保管禁止
  • 手荷物重量10kgまで

AIRDO

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • 収納棚への保管禁止
  • 北海道路線が主力。基本ルールはANAと同一

ソラシドエア

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • 収納棚への保管禁止
  • 九州・沖縄路線が主力

スターフライヤー他

  • 160Wh以下・2個まで持ち込み可
  • 機内充電・給電禁止
  • ZIPAIR・春秋航空日本・HAC・JTAなど定期航空協会加盟全社が統一対応

基本ルールは統一されていますが、LCC(Peach・ジェットスター)は機内持ち込み手荷物の重量が7kgまでと厳しく設定されています。モバイルバッテリーを複数個持ち込む場合は、全体の重量管理にご注意ください。大手FSC(JAL・ANA)や中堅(スカイマーク・AIRDO等)は10kgが目安です。

モバイルバッテリーの機内持ち込みに制限がある理由

スマートフォンやタブレットの普及とともに、旅行にモバイルバッテリーを持ち込む人が急増しています。一方で、機内でのリチウムイオン電池の発煙・発火事故も世界的に増加しており、航空安全上の深刻な問題となっています。

特に2025年1月、韓国・金海国際空港でエアプサン391便の機内にて、座席上の収納棚に保管されていたモバイルバッテリーが発火。乗客・乗員176名全員が緊急脱出スライドで脱出し、27名が負傷するという重大事故が発生しました。この事故を受け、国際民間航空機関(ICAO)と各国当局が規制強化に動きました。

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