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モバイルバッテリーを国際線に持ち込む際のルール徹底ガイド【2024年最新】

国際線にモバイルバッテリーを持ち込む際、どんなルールが適用されるかご存知ですか?航空会社や国によって異なる規定があり、不適切なモバイルバッテリーの持ち込みはトラブルの原因になることもあります。

この記事では、2024年最新の国際線におけるモバイルバッテリーの持ち込みルールを詳しく解説します。これから飛行機を利用する方は、安心して旅行に臨めるようぜひチェックしてみてください。

目次

国際線のモバイルバッテリーの基本的な機内持ち込みルールとは?

国際線を利用する際、モバイルバッテリーの持ち込みには厳しいルールがあります。
特にリチウムイオンバッテリーが使われている製品は、安全性が重要視されています。まず知っておきたいのは以下の3つのポイントです。

モバイルバッテリーを機内に持ち込む際の注意点


モバイルバッテリーは必ず手荷物として持ち込む必要があります。預け荷物に入れることは厳禁です。理由は、預け荷物に入れた場合、バッテリーが発火した際にすぐに対処できないためです。

モバイルバッテリーの容量制限

モバイルバッテリーには、ワット時定格量(Wh)という単位で表される容量制限があります。
一般的に、100Wh未満のモバイルバッテリーは、航空会社の許可を得ることなく機内に持ち込むことができます。
100Wh〜160Whの場合は、2個まで持ち込みが可能な場合が多いですが、事前に航空会社に申請しなければいけない場合があります。
160Wh以上の容量のバッテリーは持ち込みが禁止されています。

一般的なモバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアワー)」という単位で記されています。
機内持ち込みの条件の一つである100Whは約27,000mAhとなります。
*詳しい換算方法は以下で!

モバイルバッテリーの個数制限


多くの航空会社では、100Wh未満のモバイルバッテリーは個数制限なし。
100Wh〜160Whの場合は、2個まで機内に持ち込むことが許されています。

モバイルバッテリー Whの計算方法

自分の持っているモバイルバッテリーが条件をクリアしているかを知るための計算方法について説明します。

一般的なモバイルバッテリーの容量は「mAh(ミリアンペアワー)」という単位で記されています。
飛行機で提示されている条件は「Wh」なので、このままでは条件をクリアできるかどうかがわからないため、mAhからWhに変換する計算が必要となります。

以下が計算式となります。

Wh=Ah(バッテリー容量)×V(定格電圧)

計算式には「Ah(アンペアアワー)」という単位が使われていますが、1Ahは1000mAhです。また、モバイルバッテリーの場合、リチウムイオン電池の定格電圧は3.7Vなので、Vにはこの数字を当てはめます。

仮に、ご自分のモバイルバッテリーが5000mAhだとして計算してみましょう。
5000mAhをAhに変換すると、5Ahとなります。これを計算式に当てはめると、5×3.7=18.5
5000mAhのリチウムイオン電池のWhは18.5となります。

この数字は、機内持ち込みの条件の一つである100Wh以下をクリアしていますから、持ち込みできるということになります。(100Whは約27,000mAhとなります。

参考までに、持ち込み容量の上限となる160WhからmAhを計算すると、160=Ah×3.7 
Ahは約43.2です。mAhに換算すると約43200
つまり、43,200mAhが飛行機内に持ち込めるか否かの目安ということになります。

一般的なモバイルバッテリーの容量(mAh)からWHへの早見表

mAhWh
5,00018.5
10,00037
20,00074

航空会社ごとのモバイルバッテリー持ち込みルールの違い


航空会社によってモバイルバッテリーの持ち込みルールには若干の違いがあります。代表的な航空会社の規定を紹介します。

日本航空(JAL)

JALでは、100Wh未満のモバイルバッテリーは制限なく持ち込むことができます。
100Wh〜160Whのモバイルバッテリーは、2個まで手荷物として持ち込み可能です。
160Wh以上の容量のバッテリーは持ち込みが禁止されています。
事前に公式サイトで確認することをおすすめします。

全日空(ANA)

ANAも同様に、100Wh未満のモバイルバッテリーに対する制限はありません。
100Wh〜160Whのモバイルバッテリーは2個までに制限されています。
160Wh以上の容量のバッテリーは持ち込みが禁止されています。
また、申請が必要な場合があるため、事前に公式サイトで確認しましょう。

海外航空会社

デルタ航空やユナイテッド航空などの米国系航空会社でも、ほぼ同様のルールが適用されていますが、国によって異なる追加の規制がある場合もあるため、現地の規定にも目を通しておくことが重要です。

海外の航空会社を中心に調べてみましたので参考にしてみてください。
100Wh以下のモバイルバッテリーでも上限個数があったり、160Wh以下でも事前承認・同意が必要な航空会社があります。

国際的に統一されているルール、各国の運輸局ごとに異なる規制を設けていることがありますので、国際線で特に海外の航空会社を使用する場合は事前に確認しておくことをおすすめします。

航空会社100Wh以下100Wh超え
160Wh以下
160Wh超
ANA2個まで×
JAL2個まで×
アメリカン航空4個まで2個まで要問い合わせ
デルタ航空2個まで×
ユナイテッド航空2個まで×
カタール航空20個まで2個まで×
大韓航空20個まで2個まで×
シンガポール航空20個まで要承認/2個まで×
エミレーツ航空15個まで要承認/2個まで×
アシアナ航空5個まで2個まで×
ハワイアン航空2個まで×

おすすめのモバイルバッテリー選び方

日常的に持ち歩き、そのまま飛行機内に持ち込みできるタイプのモバイルバッテリーが使い勝手が良いと思われます。
選ぶポイントとしては以下の点を考慮すれば良いと思います。

充電器とバッテリーが一体となった、コンセント付きバッテリーがおすすめです。
どちらかを持ち忘れてしまう事もなく、ケーブル付きタイプも有ります。


容量で選ぶ

  • 日常使い:10000mAh程度で十分。
  • 長期旅行:20000mAh以上が安心。

機能で選ぶ

  • 急速充電対応:Quick ChargeやUSB PD対応なら充電時間を短縮できます。
  • ポート数:複数デバイスを同時に充電したい場合は、ポートが2つ以上あるものを選びましょう。

安全性で選ぶ

  • PSEマークの確認:日本の電気用品安全法に適合した製品を選びましょう。
  • メーカーの信頼性:口コミやレビューを参考に、信頼できるメーカーの製品を選ぶことがおすすめです。

まとめ


国際線にモバイルバッテリーを持ち込む際には、容量や個数、各国の規制をしっかりと理解しておくことが重要です。特に、預け荷物には入れず、必ず手荷物として持ち込むことが基本ルールです。

航空会社や国ごとの規定を確認し、トラブルを避けるためにも事前の準備を怠らないようにしましょう。安全に快適なフライトを楽しむために、この記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。

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